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2013年8月18日 (日)

多神教の国、中国

多神教の国、中国

中国と言えば、儒教の国、礼を重んじる国というのが一般的な認識ではなかろうかと思う。それはそれで間違いではないが、実は、儒教には致命的な欠点があって、その欠点を補っているのが道教である。私は,道教こそ真の宗教であって、儒教の欠点を補ってなお余りあるものがあると考えている。儒教というのは、人間社会の秩序を守るために、人間関係のあるべき姿を説いたものであって、人と神との関係はほとんど語られていない。しかし、人間が幸せになるには、神を常に意識し、神頼みをしなければならない。エイトス、アンドロボイ、ダイモーン。人は神の近くにいるのがいちばん幸せなのである。
日本も多神教の国であり、さまざまな神がいるが、面白い神というのはそうはいない。ところが、中国には、面白い神がたくさんいて、しかも、神と人間の間を取り持つ仙人がいる。仙人は、山の霊魂の助けを借りて、人々に夢と希望を与え、また厄介な病気を実際に治すのである。面白い神の存在、不思議な仙人の存在、これらはすべて道教の為せるところであって、私は,これが中国のいちばん素晴らしいところである、と思う。
中国社会の特徴として、幇ほうという組織があるが、これは、儒教が生み出したものであって、一大欠点を有している。その欠点を道教が補うことができるのだが、それを世界の人々に、新たな哲学と科学で語らねばならない。ここに、私は,中国的精神の可能性を見ている。これを語ることは、中国と同じように多神教の国である日本に課せられた責任である。いやいや、責任であると同時に、私は,特権であると思う。

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