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2013年8月 1日 (木)

最終章第3節(1)

邪馬台国と古代史の最新

第10章 邪馬台国は近江だ!

第3節 物部氏と台与

私は先に、「台与と前ヤマトとの関係についての認識だ。私は、台与を擁立した陰の権力者が大和にいて、邪馬台国と狗奴国との和平を実現した実力者がいたと考えているのだが、その実力者ははたして誰か、ということを考えねばならない。私のそういう考えと台与と前ヤマトとの関係については、のちほど縷々説明をしたいと思う。」と述べた。これらのことについて、以下においていろいろと考えていきたい。
まず、台与のことであるが、卑弥呼の宗女であるという。卑弥呼には夫というべき人はいなかったようなので、宗女とは同族の娘ということになる。台与を擁立した陰の実力者は誰だ?

1、大和盆地の遺跡について(概要)

台与が擁立された年代は、魏志倭人伝には記載がないのではっきりしないが、卑弥呼が古墳に埋葬されたという魏志倭人伝の記事によって、台与が擁立された年代もすでに古墳時代に入っていたと考えてよい。しかし、弥生時代が終わってそれほど経っていないので、台与が擁立された頃の状況は、弥生時代の遺跡を調べる事によって、推察する事とする。

まず、大和盆地の遺跡について概観してみよう。

二上山北麓遺跡群は大阪との府県境に沿って連なる、二上山から寺山にかけての北東側と南西側山麓に分布する、旧石器時代から弥生時代にかけての遺跡を総称している。石器時代の代表的な石材・サヌカイトの一大産地で、その加工技術とともに、ここから全国に石器文化が波及していった。すなわち、旧石器時代から縄文時代にかけて、二上山を中心とした人びとの往来が盛んだったと思われる。石器文化については、次を是非参照してほしい。

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sekkibunka.pdf

縄文時代は、関東・中部地方を境にして、南西日本細石刃文化と北東細石刃文化が対峙することになるのである。

北東細石刃文化の文化圏として、富士眉月弧(ふじびげつこ)文化圏というものがあり、旧石器時代と縄文時代というものを理解する上で欠くことのできない要素であるので、これも紹介しておきたい。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/enayana.html

歴史の連続性というものを十分認識する事は、正しい歴史観を持つ上で大事な事である。この文化圏に関連して、私の「黒曜石の七不思議」という論考があるので、これも紹介しておきたい。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/7husigi2.html


さて、これから大和盆地の縄文時代の遺跡と弥生時代の遺跡を概観するのだが、まず最初に申し上げておきたい事は、この時代から人びとの往来、それは交易によるものだが、人びとの往来は全国的な広がりをすでに見せていたという事である。

大和盆地にも数多くの縄文遺跡と弥生遺跡がある。そのなかで、縄文時代の代表的な遺跡として布留遺跡と橿原遺跡を紹介しておきたい。また弥生時代の遺跡については、大和弥生文化の会のホームページを紹介した上で、弥生時代から古墳時代へと時代が移り変わる時期の特に注目すべき遺跡として、纒向学研究センター作成のホームページを、それぞれ紹介しておきたい。

布留遺跡: http://inoues.net/club/karakokagi_new23.html

橿原遺跡: http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_bunkazai/bunkazai/mukashi_iseki/joumon_shousai.html

弥生時代の主な遺跡: http://www.yayoi.sakuraweb.com/cyber-mizuho/iseki/Index.html

纒向遺跡: http://www.city.sakurai.nara.jp/maki_c/info/iseki.html


この最終章は、私が「邪馬台国は近江だ!」と考える根拠を書いたものです。もちろん、今ままで縷々述べてきた第1章から第9章までの内容が最終章の背景としてある訳ですが、この本の最終結論はこの最終章です。もっとも大事な章ですので、第1節から第3節までその内容ごとに分類しながら、紹介していきたいと思います。しかし、一気に最終章全体を読みたい方のために、章全体をアップしておきます。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/yamatai10.pdf

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