« 私の電子書籍「さまよえるニーチェの亡霊」終章 | トップページ | 私の電子書籍「<100匹目の猿>が100匹」第6章 »

2012年10月13日 (土)

私の電子書籍「<100匹目の猿>が100匹」第2章

第2章 シュガーとパーキンスの鳩の誠に不思議な話

 鳩、鮭、鰻、蜂や渡り鳥など多くの動物には帰巣本能がある。誠に不思議だと言わざるを得ない。帰巣本能は一般に、動物が住み慣れた巣の方向を感知するために、太陽や星の位置と高さ、地球磁場、風の超低周波音の波形といった種々の手がかりを利用して、帰巣する能力のことであるが、そもそも何をどう感知するのか?そりゃあ〜動物によって感知するものが違うのさ・・・という説明では、そこで思考停止になっていて、とても科学的な説明とは言えない。私は、納得のいく科学的説明を未だ聞いたことがない。皆さんも是非ネットで調べてみて下さい。ウィキペディアにもまだ書いてないし、他に納得のいく科学的説明を見ることはできないだろう。今私が勉強しようとしているのは、思考停止のままになっている帰巣本能に関する科学的説明に風穴を開けることだ。それにはまず「脳と波動の法則・・宇宙との共鳴が意識を創る」(1997年3月,PHP研究所)という浜野恵一の著書を勉強するところから始めなければならない。浜野恵一のこの著書には、帰巣本能ということでは絶対に説明でない、先の「100匹目の猿現象」のほか、有名な二つの科学的事実が記述されているので、まずそれをここに紹介しておきたい。

 一つは、「ロッキー山脈を越えて主人を探し当てた猫」の例(その猫の名はシュガーというので、以下においてシュガーの例と呼ぶ)である。二つ目は、それと同様な鳩の例(その鳩はパーキンスという少年が飼っていた伝書鳩であるので、以下においてパーキンスの鳩の例と呼ぶ)である。

 シュガーの例はこうである。
 カリフォルニア州に住んでいたシュガーの飼い主は、都合で2400キロ離れたオクラホマ州に移転することになった。2400キロというと、概算で北海道の稚内から、青森、東京を経て鹿児島まで、直線で結んで2400キロであるから、それ以上ということになる。飼い主は隣人にシュガーの飼育を依頼して、1951年6月にオクラホマへ転宅して行った。シュガーは隣人宅に半月ほど飼育されていたが、ある日突然いなくなった。
 それから一年と四ヶ月経った1952年の八月のある朝、オクラホマの引っ越し先で、シュガーのもとの飼い主が乳牛の搾乳をしていたとき、見る影もなく痩せ衰えて、薄汚れたペルシャ猫が入ってきて、搾乳中の自分に身体をすり寄せ喉を鳴らすのを見てシュガーだと分からなかった。しかしよく見ると毛色は汚れているがクリーム色で,仔猫の時右の後足を骨折し,ひとめで分かる後足の歪みがシュガーにはあったが,その猫の後足にまさにその痕跡が認められたのである。

 元の飼い主は「シュガーだ!」と叫んで,妻に知らせた。カリフォルニアからオクラホマまでの2400キロというとてつもない道程を,シュガーは踏破して元の飼い主を探し当てたのである。しかもこの道程には,アメリカで最高峰のロッキー山脈が横たわっており,砂漠も存在する。それらの難所を乗り越えてシュガーは,主人の元に帰ってきたのである。
 なお、シュガーと同じような出来事が最近もあった。 AP通信によると、「米西部コロラド州で約5年前、飼い主の家から姿を消した雌の三毛猫ウィローが2011年14日、約2600キロ東のニューヨーク市内で発見された。体内に埋め込まれたマイクロチップが識別の決め手だったが、どのようにしてニューヨークに移動したのか、どんな生活を送っていたのかなどは謎に包まれたままだ。」

 パーキンスの鳩の例はこうである。
 1939年のことである。その年の冬,12歳のパーキンス少年は自宅のサマーズヴィルから112キロ離れた,ウェストヴァージニア州にあるマイヤーズ記念病院に入院中であった。そのことが起ったのは,少年が手術を受け,術後の療養中のある吹雪の夜であった。病室の窓に吹き付ける風や雪に混じって,何か物がぶつかるような音を,その少年は聴いたような気がした。パーキンスは術後のため,ベッドから降りて窓の外を調べることができなかったので,看護婦を呼んで調べさせることにした。看護婦が病室の窓の傍に行って外を透かしてみると,夜陰の中で一羽の鳩が病室には入ろうとして,その窓に体当たりをしていることが分かった。少年はハッと気付くことがあって、看護婦に窓を開けさせた。するとすぐに一羽の鳩が少年の病室に飛び込んできた。
 パーキンスは看護婦に叫んだ。「その鳩をつかまえて、鳩の脚に輪がはめてあるか調べて!はめてあったらその番号を読んでみて』。
 その番号は「AU39C&W167」であった。その鳩は,可愛がってペットにしていた鳩であった。鳩は少年が病院に入院して数日後,自宅から姿を消したのである。シュガーほどではないが,112キロといえば相当な距離である。私が住んでいる岡山を基点にして考えれば,鳥取ぐらいの距離がある。一体どのようにしてこの鳩にしてもシュガーにしても,飼い主の居所が分かったのであろうか。

 「100匹目の猿の現象」もこの二つの例も,帰巣本能では説明ができない。ここでは事例の紹介だけにとどめておくが,誠に不思議な話であって,従前の科学的知見では到底説明しきれない。最先端の脳科学や量子物理学など最先端の科学的知見を総合的に勉強すると同時に、形而上学的な思索をかさねていけば、何とかこれらの不思議な現象を説明できるかもしれない。これらの現象の説明ができれば,帰巣本能の説明はそれほど難しくはない。それではまず脳の勉強を始めたいと思う。

私の電子書籍「<100匹目の猿>が100匹」」は、電子書籍ショップで購入していただけると誠にありがたいのですが・・・。
http://honto.jp/ebook/pd-series_B-MBJ-27435-9-124989X.html

« 私の電子書籍「さまよえるニーチェの亡霊」終章 | トップページ | 私の電子書籍「<100匹目の猿>が100匹」第6章 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1117507/47430305

この記事へのトラックバック一覧です: 私の電子書籍「<100匹目の猿>が100匹」第2章:

« 私の電子書籍「さまよえるニーチェの亡霊」終章 | トップページ | 私の電子書籍「<100匹目の猿>が100匹」第6章 »