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2012年9月21日 (金)

権威と服従の問題

権威と服従の問題

ミルグラムの「服従の心理」の2004年版にハーバード大学の心理学の教授・ジェローム・S・ブラナーが序文を書いているので、ここにそれを紹介しておきたい。

*スタンレー・ミルグラム「服従の心理」は、30年前に登場したとき、われわれ全員を驚かせた。実験を「仕切って」いる教授に言われたというだけ で、人が同じ仲間の人間に対してますます熾烈な電撃を加え続けるなどということがなぜ起こるのだろうか?残念ながら、盲目的な従属が作り出し得る惨状につ いての本書の明確な警告は、当時よりは今の方がさらに大きくこだまする。

*ミルグラムの本が衝撃だったのは、それが日常生活の決まりきった行動の中で「人間の性質」がどう表現されるかについての、根深い信念に疑問符をつきつけたからである。

*ミルグラムの悩ましい報告は、権威と服従について、そして人間の本性についての再考をうながすものであった。そのうちどれほどが内発的なものであり、どれほどが外部から内部に作用するものなのか、ということについてである。

*スタンレー・ミルグラムが教えてくれたのは、どこにあるどんな社会であっても、権威への服従はあまりに容易に起きてしまうということだ・・・・・そしていまやわれわれは、それに対する対策が必要だということを知っている。

以上であるが、権威と服従の問題、これは「尊厳の会」の基本的な課題であって、私どもはジェローム・S・ブラナーと問題意識を共有している。どうすればいいのか、対策を考えねばなるまい!

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