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2012年9月21日 (金)

歴史に学ぶ

歴史に学ぶ

文化というものは伝承される。日本における今の文化は、昭和時代の文化を引き継いでいる。昭和時代の文化は大正時代の文化を引き継いでおり、大正時代のそれは明治時代のそれ、そして明治時代は江戸時代、江戸時代は戦国時代というように、文化というものは旧石器時代から、縄文時代、弥生時代、古墳時代、奈良時代・・・というように、つぎつぎと引き継がれ、今日の文化がある。文化は伝承される。したがって、今日の文化の本質を理解するには歴史的なものを知らねばならない。
私たちは本能を生きていると同時に、文化を生きている。そして、政治も経済も文化であるから、今日の政治や経済を理解するには、文化を知らねばならない。文化の歴史を知らねばならないのである。

日本の中小企業の技術は世界に冠たるものがあるが、その源流は旧石器時代の技術や縄文時代の技術の影響を受けている。したがって、日本の中小企業の技術が何故世界に冠たるものであるのか、その遠因は旧石器時代や縄文時代の技術の凄さにある。古代における最大の発明は縄文土器である。それまで叩いたり削ったりして作っていた道具とはまったく異なり、縄文土器というものは化学反応によって作られる。化学反応の利用、これは画期的な発明であって、これによって人びとの生活は一変するのである。世界最初の土器は日本で発明された。その後世界のいろんなところで土器は作られるが、日本の縄文土器は、世界のそれに先立つこと4000年も古い。世界最古の土器は、日本の他に、アムール川流域において今後発掘される可能性があるといわれている。今のところまだ見つかっていないが、いずれにしろ、土器生産の画期的技術については、日本がトップグループにあることは間違いなく、第二集団とは4000年の先を走っていたのである。そういう凄い技術が、歴史的に連綿と引き継がれ、今日の日本の技術がある。したがって、国際的に見て日本の政治は三流だと言われたりするが、それとはおかまいなしに日本の中小技術は世界最高のものでありつづけるであろう。

私が「八ヶ岳とアースダイバー」を書いた本当の狙いはそこにある。日本の中小技術は世界最高のものでありつづけるであろう、ということだ。

また、私は「熱海とアースダイバー」というテーマでも小論文を書いたが、その狙いはやはり歴史的なものの重要性を主張するところにあった。これからは「太平洋の時代」だと言われている。「環太平洋」が東南アジアも含めて今後大きな発展をしていくだろう。日本は、「熱海とアースダイバー」で述べたように、歴史的に見て世界に冠たる海洋国家である。今後日本は、環太平洋の盟主として、大きな役割を果たすだろう。このことは私たち日本人がしっかり認識しておかなければならないことである。日本の外交は、日米同盟が基軸である。したがって、アメリカとは友好親善をさらに深めていかなければならないが、これからの環太平洋の盟主は日本であることを肝に銘じておかなければならない。日本は、尊厳のある国として、アメリカに対しても言うべきは堂々と言っていかなければならない。びくつくことはない。これからのアメリカは日本なくしてやっていけないのだから・・・・。

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