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2011年7月16日 (土)

天籟人籟(てんらいじんらい)

天籟人籟

今こそパラダイムの大転換を!

 

今回の大震災は津波被害はいうに及ばず福島電発の放射能汚染の被害も重なって,まさに未曾有の国難である。私たちは,戦後の国難よりはるかに困難な 事態であると考えている。戦後の復興に当たっては,アメリカという国の指導があったし,また国が目指すべき方向もはっきりしていたのではなかったかと思 う。しかし今回は違う。世界のどこにもないまったく新しい価値観で立ち向かわなければならないのである。パラダイムの転換が不可欠であると思う。

パダイムシフト,そこにはもちろん哲学に裏打ちされた思想が必要だ。地域づくり,国づくりについても,今までにない方法で人々に希望と勇気を与えな がら,国民みんなが力を合わせてこの国難に立ち向かうことが何より大事なことだ。私たちは今こそ,「平和な国づくり」に邁進することが肝要だ。

実は,よくよく見ると,全国には,そのパラダイムシフトの予兆とでもいうべきいろいろな素晴らしい動きが出てきている。パラダイムシフトの若芽が芽生え始 めている。そこで私たちは,パラダイムシフトに繋がるであろうそういう新しい動きを全国市町村並びに関係者にお伝えすることが大事であると考え、この情報 誌「ジパンググラフィア」を発刊することとした。この「ジパンググラフィア」は従前の情報誌とはまったく性格をことにする21世紀型の情報誌である。「バ スブロ」(口コミ放送局)という新しいソーシャルネットワーク(SNS)とのコラボレーションを考えているし、twitter、facebook、 mixi、,my日本、関心空間などの既存のソーシャルネットワーク(SNS)にも積極的に発信していきたいと考えている。私たちはこの「ジパンググラ フィア」を21世紀型のまったく新しい情報誌だと考えている。

 

<100匹目の猿現象>という摩訶不思議な現象がある。 宮崎県の南部の海上に幸島(こうじま)という無人島がある。京都大学の今西錦司の研究室では,1952年にこの幸島の野生猿の生態研究のために,餌付けを 開始した。研究チームは,これまでの猿たちの食物であった植物の芽や,つぼみ、果実といった自然のものに替えて,新しく餌付けのためのサツマイモを与え始 めた。これらのサツマイモには、砂や泥が付いて汚れたものがかなりあったので、当初は,猿たちはそれらを嫌って残すことがあった。しかし、ある日突然,群 れの中の生後18ヶ月の若い雌猿が,そのイモを海辺に持っていき,海水に浸けて洗って食べることを思いついた。早速この雌猿は、母親にイモを洗うことを教 えた。やがてその食習慣は他の猿にも、非常にゆっくり伝播していった。ここまではごく当たり前の現象である。現在では「100匹目の猿効果」といわれてい る、奇妙な現象が生じたのは、サツマイモの餌になって6年目のことであった。

餌付けを開始して6年たった1958年の秋には。この島の5歳未満の猿は、この新しい食習慣を全員身につけていた。しかし、5歳以上の猿には、そのような食習慣は依然として、まだ認められなかった。不可解なことが起ったのはその時である。

生物学者のワトソンは既述の自著の中で、話を進める都合上、便宜的にいま述べた1958年秋の状態では、新しい食習慣を獲得していた猿は、99匹 だったとして、この異変現象を説明している。ある日、そこにはもう一匹、年長の猿群の中から改宗者が加わった。この100匹目の猿の加入によって、あたか も臨界量を突破したかのように、その日の夕食時にはほとんど全部の猿が、イモを洗って食べるようになったのである。さらに、もっと驚くべきことが同時に 起った。海を隔てられている別の無人島の野生猿のコロニーにも、本州の高崎山のコロニーにも、このサツマイモを洗う食習慣が自然発生したのである。後にこ れは「100匹目の猿効果」と呼ばれるようになり、いまでは猿以外のものにも、同様な現象例の認められることが、他の科学者によって指摘されている。

すなわち、 <100匹目の猿>とは、新しい取り組みに同調する共時現象というような意味合いのものである。社会が変わっていくためには,ともかく地域で新しい取り組 みが始まるものだが、それが若手によるものであっても良いし,市町村長でも良いし、県会議員や市町村議員でも良いと私は思う。大事なことは地域の人々が新 しい価値観を共有(シェア)することである。 この「ジパンググラフィア」がそのお役に立てれば大変うれしい限りである。

地域のリーダーの地域を何とか良くしようという想いが,天に届き,それがまた地域に跳ね返ってきて,地域の人々全体の新しい価値観を作り上げていく。天籟 と人籟の響き合いが起るのである。それによって,地域がイキイキとしていけば日本が変わる。それしか日本を変える道はない。私たちはそういう信念を持って この「ジパンググラフィア」を今後進化させていきたいと思っている。せいぜい皆様方のごひいきとご指導ご協力を心からお願いする次第である。

これは待望の「ジパンググラフィア」創刊号のの社説です。岩井國臣が書いています。

「ジパンググラフィア」創刊号は

http://zipangweb.sakura.ne.jp/です。

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