2020年2月25日 (火)

賀茂のみそぎ

賀茂のみそぎ

白洲正子の「私の古寺巡礼」(2000年4月、講談社)で「加茂のみそぎ」について次のように書いている。すなわち

『 平安朝の加茂のみそぎが、どのようなものであったか知る由もないが、別雷神は、その名のとおり雷神で、荒ぶる神であったから、舞台装置ははるかに大きく、野趣にとんだ神事ではなかったかと思う。神に対する信仰が薄れた今日、そういうものを望むのは無理な注文だが、地方の神事に比して、演出は巧くなっていても、全体にみてスケールが小さく、雛形化しているのは、公家の影響か、それとも都会に近すぎるためだろうか。たとえ雛形化していようと、加茂のみそぎは、一瞬私を、平安朝の昔に還してしてくれたことは事実で、心身ともに浄められたような気分になり、猛暑を迎えても一向に衰えないのは、やはり御利益があったのだろう。』・・・と。

白洲正子のいう加茂のみそぎ」とは上賀茂神社の夏越大祓のことである。したがって、上賀茂神社の説明をする中で、夏越大祓の説明をしたいと思う。

上賀茂神社: http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/kamigamojin.pdf

 

 

シャングリラ(その41)

シャングリラ(その41)
第4章 ラサ(拉 薩)(その2)
第1節 概要(その2)

ラサ(拉 薩)は、チベット自治区の省都(自治区首府)である。チベット自治区は、面積が日本の3倍もあり、人口は約300万人。チベット自治区 は、「ラサ市、ナクチュ地区、チャムド地区、ニャンティ地区、シガツェ地区、ガリ地区」から構成されている。チベット自治区に隣接するところとしては、北に新疆ウイグル自治区、北東に青海省、東に四川省、南東に雲南省がある。南はミャンマー、インド(アッサム州)、ブータン、ネパール、インド(カシミール地方)との国境になっている。

チベット自治区の観光地としては、ラサにある世界遺産に登録されている「ポタラ宮、ジョカン(大昭寺)、ノルブリンガ」などが有名である。ラサとシガツェおよびギャンツェは、中国の国家歴史文化名城(歴史的価値の高い都市)に指定されている。


ラサ市の位置図:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan401.gif

 


ラサには、西寧から青蔵鉄道で行く。
https://www.youtube.com/watch?v=5IgFpitt_JI


青蔵鉄道の路線図:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan402.gif

 

西寧は、古来、シルクロードで栄え、イスラム民族・漢民族・チベット民族が溶け合っている異郷とでも言える町であるが、 青海省の省都になっている。 近年、資源の豊富なことがわかり急速に発展した。人口は約200万人。西寧に行くには、飛行機がいいらしい。日本からだと成田から広州に行き、そこから西寧行きの飛行機に乗る。広州から西寧行きの飛行機は、途中、給油のため西安に着陸するので、是非、西安観光をしたいものだ。
西安(シーアン)は、陝西省の省都であり、古くは中国古代の諸王朝の都となった長安のことである。国家歴史文化名城に指定され、世界各国からの観光客も多い。長安は、前漢、北周、隋などの首都であった。唐代には大帝国の首都として世界最大の都市に成長した。秦滅亡後の戦乱を収めて漢朝を建てた劉邦は、破壊された咸陽の郊外に新たな都城を建設、長安と命名した。長安は、当時、理想的な都市と考えられ、 日本の平安京にも強い影響を与えた。平安初中期の詩文に、平安京を指して「長安城」と呼んだ例が見られる。


ラサと西寧と西安との位置関係:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan403.jpg

 

 

 

田舎暮らしの勧め(その7)

田舎暮らしの勧め(その7)
田んぼの音楽

田舎では、近くの田んぼでも野鳥の歌を聴くことができます。森林セラピーは少し山に登らなければなりませんが、田んぼなら手軽に野鳥の歌を聴くことができるのです。これが田舎暮らしのいいところ。

https://www.youtube.com/watch?v=0PYIqdjW7s8


カエルの合唱

田舎では、近くの田んぼでもカエルの合唱を聴くことができます。野鳥のさえずりも心が癒されますが、カエルの合唱もなかなか乙なものです。野鳥のさえずりもカエルの合唱も自然の音楽ですね。生態系豊かな田んぼを増やしてほしいものです。そして、都会の若者にはできるだけ多く、田舎に来て、自然に溶け込んだ田舎暮らしをしてほしいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=jX6uVmmcfQs

私の好きな民謡(その3)

私の好きな民謡(その3)
南部牛追歌

https://www.youtube.com/watch?v=Ayy8x8h1sk4

2020年2月22日 (土)

崇道神社

崇道神社 


長岡京 は、桓武天皇の勅命により、四神相応の地・山城に遷都したのであるが、それには反対者がいた。その一人に桓武天皇の弟・早良親王がいた。そのために早良親王は不幸な死に方をしているが、その怨霊を鎮めるために、崇道神社が創建された。


崇道神社:http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/sudoujin.html

シャングリラ(その40)

シャングリラ(その40)
第4章 ラサ(拉 薩)(その1)
第1節 概要(その1)


私は、第3章の第1節で次のよう述べた。すなわち、

『 英語のユートピアとは、理想郷や「無何有郷」も含めて、いろいろな意味で使われているが、理想郷とは、老子や荘子が理想とした世界・郷(さと)のことであり、その定義はない。定義がないと私の話を進めることができないので、私は、この際、「雲南省にある都市シャングリラのような地域」と定義しておきたい。

雲南省のシャングリラがそうであるように、理想郷とは、風光明媚であり、そこで信仰心に満ちた祈りの生活が行われているところで、観光地となっているところである。
中国には大変多くの観光地があるが、雲南省のシャングリラのような風光明媚で、かつ、中国人の生活文化を感じることのできる観光地はそれほどあるわけではない。

したがって、第二第三のシャングリラをつくることは、中国の国土政策上大事なことである。シャングリラは、世界における国土づくりの理想となる。第二第三のシャングリラをつくることによって、それを中国が示すのだ。世界のどの国もこういうことはなしえない。』・・・と。


チベットは、チベット独立運動への弾圧、弾圧にともなう中国軍によるチベット人の大量虐殺や人権侵害が行われてきた。現在は、やや安定に向かっているが、それでもまだチベット問題が解決したわけではない。現在の「チベット問題」 は、高度な自治とか真の自治とか中道政治と言われる中身である。私は、チベット側が国の直轄区域、国の義務教育、漢民族の移住を認めない限り、交渉は成立しないと思う。問題は、チベット側がそこまで妥協できるかどうかにかかっている。 しかし、 チベット側と中国側の話し合いを重ねて、双方が歩み寄れば、「高度な自治」の実現が可能である。ぜひ、双方歩み寄って、チベット自治区の安定を図ってほしい。

チベット自治区が安定すれば、チベット自治区は世界の理想郷となりうる。チベット自治区はそういう潜在的な可能性を持っている素晴らしい地域である。

中国の中央政府は、現在、無神論の立場をとって、けっこう厳しいコントロールを行っている。それはそれで良いとして、今後は、民族宗教の保護育成を積極的に行うことが望ましい。漢民族の道教もさることながら、チベット民族のチベット仏教は、中国の発展のみならず世界平和に大きく貢献することができる。


雲南省のシャングリラがそうであるように、理想郷とは、風光明媚であり、そこで信仰心に満ちた祈りの生活が行われているところで、観光地となっているところである。
中国中央政府の支援のもと、チベット仏教がより盛んになり、さらに観光地として整備が進めば、ラサが理想郷・第二のシャングリラとなるであろう。

 

 

田舎暮らしの勧め(その6)

田舎暮らしの勧め(その6)
田んぼの生態系

田んぼの水の中には、多くの生き物が住んでいます。エラミミズは土を食べます。土の中の栄養分を取り入れて、おしりからふかふかになった土を出します。栄養のある土づくりに役立っています。
田んぼで雑草(ざっそう)がのびるのをふせぐのに一役(ひとやく)買っているのが、ドジョウ。ドジョウは土を食べ、泥(どろ)をかき回します。水がにごり、太陽の光がとどかなくなって、雑草がはえにくくなります。

イナゴは、大量発生すると稲の葉を食いあらして、被害(ひがい)をもたらすため「害虫」と呼ばれています。カメムシも害虫です。カメムシは穂(ほ)の中の栄養を吸い取ってしまいます。

そんな「害虫」をやっつける生き物たちが、カマキリ、カエル、クモです。人間に利益(りえき)をもたらす生き物として「益虫(えきちゅう)」と呼ばれます。田んぼの中の生き物たちは、米づくりと深い関わりをもっているのです。

カエルの合唱
https://www.youtube.com/watch?v=jX6uVmmcfQs

田んぼにメダカ
https://www.youtube.com/watch?v=9IQ5TbZiCO8

田んぼのドジョウ
https://www.youtube.com/watch?v=Lhe88E4MYiY

鷺は田んぼの象徴
田んぼの生態系はまさに自然そのものですが、田んぼの生態系の頂点に鷺(サギ)がいるようです。
http://horiken-shikidayori.blog.so-net.ne.jp/2011-06-20

こうのとり
https://www.youtube.com/watch?v=uVUhQmr6L9I

私の好きな民謡(その2)

私の好きな民謡(その2)
北海盆歌

https://www.youtube.com/watch?v=4iR_PZHsgAI

2020年2月19日 (水)

秦氏について

秦氏について

秦氏というのは誠に不思議な一族で、この一族を理解しないで日本の歴史は語れないというほどのものだ。秦氏は、新羅系の渡来人であるが、新羅系に限らず、さらには渡来系や在来の人たちに限らず、また鉱山や鍛冶に限らず、土木や養蚕や機織りの技術集団を束ねて全国の殖産に力を発揮した一族である。

秦氏の子孫に世阿弥が出ている。秦氏は能の創始者である。
また、秦氏は、朝廷に惜しみなく協力する一族で、桓武天皇の二大政策、平安京の建設と東国の経営にも惜しみなく協力していく。。

 

秦氏について: http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/hatasini.pdf

 

シャングリラ(その39)

シャングリラ(その39)
第3章 政治改革・当面の課題(その11)
第4節 宗教政策(その2)

コロンビア大学のチベットの専門家ロバート·バーネット氏は「中国政府がダライ·ラマ14世の発言を無視し、独自に選んだダライ・ラマを擁立しても、チベットの人々は受け入れないだろう」と指摘している。しかし、私は、必ずしもそうは思わない。ダライ・ラマやそれに次ぐパンチェン・ラマを、拉致という強引な手段によってでにしろ、親中派の宗教指導者に育成することで、少なくともダライ・ラマやそれに次ぐパンチェン・ラマは、中国政府との摩擦を生じることなく、修行に励むことができる。長年修行を積んでいけば、チベット仏教の伝統を踏まえた立派な僧侶になっていくので、やがてはチベット人の尊敬を受けるようになっていくのではないか。私はそう思う。大事なのは、チベット仏教の経典とそれに基づいて行われる伝統的な修行の方法である。宗教的な権威というものは、個人の生まれがどうのこうのではなく、個人の資質と修行の方法によって身につくものである。親中派の宗教指導者が誕生することによって、チベットの安定統治を図ることができる。反中国派のダライ・ラマやそれに次ぐパンチェン・ラマがいる限り、チベットの安定はない。

チベットが、その信仰の点でも、中国政府が積極的にその保護育成を図ることが大事である。毛沢東以来、中国政府は無神論の立場を取ってきたが、それを転じて、チベット仏教のみならず他のすべての民族宗教の保護育成を図るという宗教政策に転ずれば、中国は、天命政治の国にふさわしい素晴らしい国になっていくだろう。そして、国内いろんなところに第二第三のシャングリラができていくに違いない。

 

シャングリラの大事な条件の一つに信仰の問題がある。漢民族の宗教・道教を国教としながらも、他の 民族宗教をも大事にすることができるか? それが可能であれば、風光明媚なところに数多くのシャングリラができるだろう。それが天命の国であり老子の国である中華に対する私の期待だ。


民族にはそれぞれ特有の宗教がある。

中国の中央政府は、現在、無神論の立場をとって、けっこう厳しいコントロールを行っている。それはそれで良いとして、今後は、民族宗教の保護育成を積極的に行うことが望ましい。特に、漢民族の道教とチベット民族のチベット仏教は、中国の発展のみならず世界平和に大きく貢献することができると考えるからだ。

中国中央政府の支援のもと、道教とチベット仏教がより盛んになれば、道教寺院やチベット仏教寺院を中心として、第二第三のシャングリラができるであろう。

シャングリラは、世界における国土づくりの理想となる。それを中国が示すのだ。世界のどの国もこういうことはなしえない。

 

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